白目の内側だけが赤い 黒目の中まで入ってくるなら翼状片かも
ツイート白目の内側の赤みが、黒目のほうまで
どんどん入ってきて気になっていませんか?
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単なる目の充血なら白目だけが赤くなって、次第に赤みも治まっていくものですが、
赤みが膜のように覆いかぶさって、黒目の上まで届くようなら「翼状片」という病気かもしれません。
単に白目の内側が赤いだけなら、結膜下出血であることが多いので、
放置しておいても2〜3日から2週間程度で収まり、何の問題もありません。
一方、翼状片であれば、視力低下を招く場合がありますので、
眼科を受診するようにしましょう。
翼状片とは白目の内側、目頭のところから
白目の部分が黒目のところまで届いて覆いかぶさるようになる病気です。
原因は不明ですが、50歳以上の方にできることが多いので加齢と関係があるといわれています。
また、熱帯など赤道近くの地域での発生率が多かったり、
溶接工や農業などの方にできやすいので、
日光やほこりが影響しているのでは?とも言われています。
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軽度であればあわてる必要はないのですが、
視力が悪くなるようなことがあれば手術が必要になります。
黒目にあまりかかっていない段階ならば、抗炎症の目薬で対応が可能です。
赤みを帯びた膜が黒目に侵入しすぎて、視力が悪くなってしまいそうならば
そうなる前に手術をしましょう。
また、膜が黒目にかかっていなくても、膜が黒目を引っ張ることで乱視が強くなり
視力が落ちることもあります。
逆に黒目の中心部分まで進入してから手術しても、視力は0.4くらいまでしか回復しないので、
まだ見えるからといって手術を引き延ばすのは良くありません。
ただ、人によって進行する場合と、停滞してそのままの状態が長く続く人がいますので
いずれにしても疑わしい時は受診して先生に相談してください。
翼状片の手術は膜を切り取って除けるだけでなく、近くの正常な結膜を移動したり
離れたところの結膜を移植したりします。
翼状片は再発しやすい病気でしたが、そうすることで再発を防げるようになりました。
翼状片は発症する原因がわからないので対策することが難しい病気です。
紫外線との関係が強いだろうということで、UVカットのサングラスをかけるなど、
目に紫外線が入らないようにする工夫が有効でしょう。
中には白目の目尻側に翼状片が出来る人もいますが、まれなケースです。
白目の内側にできやすいのは、目の内側のほうが紫外線が多く集まりやすいからだといわれています。
このような目の異常を感じたら、速やかに眼科に受診して相談するようにしましょう。
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