視力の悪さと発達障害の関係とは 目のトレーニングで困難が軽減
ツイート目の機能が良くなると、発達障害の症状の軽減が
期待できるのをご存知ですか?
発達障害の症状には、目の機能の問題で起こることと
重なる部分が多くあります。
視覚は目だけの問題ではなく、脳でも見ているので、
脳機能の障害や発達障害があると、視覚にも影響してくるのです。
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発達障害は、生まれつき脳の働きに特徴があって、
生活上の困難が起こりやすいという障害です。
読み書きなどがしづらくなる学習障害(LD)や、
注意力不足になるADHDなどがよく知られています。
特に視覚機能との関連が強いと言われているのが、
学習障害(LD)です。
学習障害は、知的能力は問題ないのに、
読み書きや計算などの一部の能力に非常に困難がある症状です。
子供の場合は、文章を音読するときに
同じ行を2度読んでしまったり、
文字を書くときに大きさが調整できずに
マス目からはみ出して書いてしまったりします。
大人の場合は文字を間違えて覚えたまま
使い続けている場合などがあります。
こうした障害を持っている人には、視力トレーニングをすることで
視覚機能が上がることが期待できます。
根気よくトレーニングを続けていくことで
読み間違いを減らしたり、文字の大きさが正しく認識
できるようになっていきます。
ADHDのように多動や衝動性が多く、注意力が欠ける場合にも
注意力を上げる効果も期待できます。
特に小中学校などの教育現場では、
視力トレーニングを取り入れるところも出てきました。
ただ、視力トレーニングが発達障害の支援には役立ちますが、
発達障害を全面的に治したり、根本的に改善するわけではありません。
さまざまな治療教育やトレーニングの中の一部として、
視力トレーニングが採用されています。
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効果的な視力トレーニングは、
◆文章を読まず文字だけを目で追いかける。
文章が書かれた紙の中から、特定の文字を探します。
目的にそって目を動かすことがトレーニングになります。
文章を読むのではなく、文字を探すことがポイントです。
→新聞や雑誌を用意して、文章が多いところを選びます。
ひらがなの「あ」だけ、「こと」だけ等、探し出す言葉を決めて
その文字だけマーカーで塗りつぶします。
◆短編小説で1分間速読する
文字探しとは反対に、今度は文章を意味を理解しながら
読んでいきます。
1分間い何行読めるかを測定します。
→小説でも解説書でも何でもいいので、
1分間で読めた行数を記録する。
一度本を読んだら本を置いて、目の体操をする。
そのあと、もう一度同じ文章を1分間読んで記録する。
2回目は慣れているのでたくさん読めると思いますが、
このトレーニングを繰り返すことで、
目の動きがスムーズになっていきます。
こうした目のトレーニングを行うことで、
目の動きをスムーズにして、発達障害の軽減が期待できるので
遊びの一環として取り入れてみるのがおすすめです。