飛蚊症を予防するには?視野に時々黒い点が見える人の対処法
ツイート目の前に蚊が飛んでいるようにみえる「飛蚊症」ですが、
少しでも進行を遅らせ、これ以上飛蚊症が進まないようにするには
東洋医学や民間療法を取り入れるのも一つの方法です。
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飛蚊症はついつい軽く見ていると、
1割は失明の恐れがある恐ろしい病気です。
飛蚊症の原因は硝子体の老化と言われていますが、
現代の医学では硝子体の老化予防についてはほぼ何もできないのが現状です。
そもそも、病気の治療は
対症療法と原因療法(根治療法)に大別できます。
対症療法とは、発熱や痛みなどその病気によってもたらされた辛い症状を
とりあえず軽くする治療法です。
風邪をひいたときに解熱剤や鎮痛剤を投与するようなものです。
一方、原因療法は、風邪の原因となったウイルスや細菌を殺す薬を投与して、
風邪の原因そのものを退治してしまうようなことを言います。
現代医学では、こうした原因療法を基本としているので、
硝子体の老化のように、その病気の原因が特定できないと
医学では解明できないと判断されて対処のしようがない場合も多いです。
このように、病院では治療のしようがない症状については、
ハーブや漢方などの生薬を用いたり、目を温めるなどの
民間療法を取り入れてみるのがおすすめです。
例えば、目の老化に特に良いと言われているのは、
マリーゴールドの抽出物です。
マリーゴールドはヨーロッパやアフリカを原産とするキク科の一年草で、
独特の臭いがあって、その臭いによって土の中の害虫を退治してしまうほどです。
このマリーゴールドは昔から目の病気や目の疲れを癒すハーブとして
尊重されてきていて、ヨーロッパやアフリカでいう漢方薬のようなものでした。
このマリーゴールドに含まれるルテインやゼアキサンチンなどの成分が
老人性黄斑変性症を予防する働きがあると判明しています。
老人性黄斑変性症も失明の原因として多い病気の一つですが、
老化によって細胞レベルで酸化してしまうことが原因です。
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体の中に活性酸素が増えることで老化がすすみ、
老人性黄斑変性症や飛蚊症など、硝子体の老化にもつながっていくのです。
ルテインやゼアキサンチンは強力な抗酸化物質であるカロチノイドの仲間です。
強い抗酸化作用を持ち、血液や細胞の酸化を予防し、
老化を遅らせる作用があります。
硝子体は半流動体であるドロっとしたゲルの状態になっていて、
その成分の99%は水でできています。
ですが、水だけでは弾力性のあるゲル状を保てません。
それ以外にコラーゲンと呼ばれる繊維が格子状の骨組みを作り、
その格子状の骨組みの一つ一つの中に水が保留されているのです。
そのおかげで弾力性のあるゲル状を保つことが出来ています。
このコラーゲンは硬タンパク質で、そのほかのたんぱく質と同様に
多くの細胞からできています。
その細胞の壁の主成分は、実は脂質であるコレステロールです。
コレステロールというと体に悪い影響を与えるものというイメージがありますが、
コレステロールは細胞の壁を作るなど、体を形作る材料として使われています。
ここに硝子体老化の大きな原因があります。
その一連の老化現象のスタートは、
コラーゲンによってできた格子状の骨組みが崩れ、
離水が出来てしまうところにあるからです。
では、なぜ格子状の骨組みが破れるのか?というと、
酸素による酸化作用によって、コラーゲンを構成している
多くの細胞の細胞壁が酸化するからです。
酸化することによって、細胞壁は徐々にもろくなり、
格子状の骨組みが崩れ、その部分は弾力性のあるゲル状でなくなり
単なる水になってしまいます。
その水が、周囲のゲル状の硝子体成分の中に浮いているのが離水であり、
水の量が多くなって硝子体と網膜の間に流れ込んで、
硝子体を眼底から引き離してしまうのが、硝子体隔離です。
そのあとは、6〜19%の確率で、網膜裂孔、そして網膜剥離へと進行します。
こうした流れを予防するには、硝子体の老化の第一歩である、
格子状の骨組みを構成する細胞の酸化を防ぐことです。
そのためには抗酸化作用のある生薬やハーブが良いということなのです。
マリーゴールドから抽出したルテインやゼアキサンチンだけでなく、
ブルーベリーエキスやビタミンE,C、マルチカロチン、DHAなども効果的です。
飛蚊症の予防薬がないなかで、こうした生薬やハーブは
病気の進行を遅らせるために、積極的に取り入れていきたいですね。