加齢黄斑変性症を改善する民間療法の一つとしては、
食生活に気をつけることがあります。
眼科では投薬や外科的処置をされると思いますが、
より改善するためには、自宅での生活に気をつけることが大切です。
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加齢黄斑変性症は加齢に伴って細胞が老化することがよくありません。
老化は細胞の参加によって進んでいきますが、
その酸化の原因となるのが活性酸素。
この活性酸素を減らすことが老化の進行を抑えることにつながります。
日々の食事の中で、酸化を防ぐ抗酸化作用がある栄養素を
積極的にとるのがおすすめです。
代表的な抗酸化成分は、βカロテン、リコピン、ルテイン、アスタキサンチンなど。
これらのカロテノイドはフィトケミカルという化学物質で、
野菜や甲殻類に多く含まれています。
例えば
- βカロテン・・・にんじん、ブロッコリー、ほうれん草、かぼちゃ
- リコピン・・・トマト、なす、ピーマン、さくらんぼ
- ルテイン・・・ほうれんそう、ブロッコリー、芽キャベツ
- アスタキサンチン・・・サケ、イクラ、エビ、カニに含まれる赤い色素成分。
などが挙げられます。
また、亜鉛も活性酸素を除去する働きがあります。
人の体にはもともと活性酸素を除去する働きを持つ
SODという酵素があります。
亜鉛はその構成成分なのですね。
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さきほどの抗酸化ビタミンと亜鉛を一緒にとると
加齢黄斑変性症の発症率を抑えられたという調査結果も出ています。
亜鉛は牡蠣や牛肉、たらばがに、うなぎのかば焼き、
豚レバーなどに多く含まれています。
栄養バランスの取れた食事をしていれば不足することはないのですが、
加工食品を多く摂る人や、お酒を飲む人は不足しやすいので注意しましょう。
お酒を飲みすぎると、アルコールによって亜鉛の排出量が増えます。
お酒をよく飲む人はサプリメントなどを利用しても良いでしょう。
こうした抗酸化物質を取り入れて老化を抑え、
加齢黄斑変性症の進行を防ぎましょう。
その他にも、青魚に含まれるオメガ3脂肪酸は
血中の余分な脂質を減らしてくれます。
加齢黄斑変性症が発症しやすい中高年は、動脈硬化が進みがちなので、
余分な血中脂質を減らす必要があります。
オメガ3脂肪酸は血中脂質を減らして血液をサラサラにし、
新生血管の発生を防いでくれる効果があります。
オメガ3脂肪酸はDHAやEPAと呼ばれる青魚に多く含まれていますので
いわしやさば、まぐろやさんまなどに含まれているので、
積極的に摂るようにしましょう。
赤みより中トロなど脂分が多いところを食べるのがおすすめで、
食べ方としては刺身や煮付けにし、揚げ物はさけるのが良いでしょう。
こうした食生活に気をつけて、加齢黄斑変性症の進行を抑えていきましょう。
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