はやり目とプール熱の違い|高熱やのどの痛みがあるかどうか
ツイートはやり目とプール熱ってどちらも目が充血したり涙が出たりするので、
子供の症状がはやり目なのかプール熱かわかりにくいですよね。
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はやり目とは「流行性角結膜炎」のことで、主にアデノウイルスというウイルスが
目の結膜に感染して急性結膜炎を起こすものです。
学校などでよくはやるために「はやり目」などと呼ばれていて、
ウイルス性のなかでも一番感染力が強いものです。
(アデノウイルス8型、19型、37型)
このウイルスは消毒にも抵抗が強い上に、潜伏期間が約一週間もあるので
自分が感染しているかどうかわからない子供が、
あちこちにウイルスをばらまいてしまうことで集団発生してしまいます。
充血が強くて目やにが出ます。
大人の場合は充血が主ですが、
耳の前にあるリンパ線も腫れて痛みがあることもあります。
風邪に似た症状が起こることもあります。
はやり目のなかには急性出血性結膜炎と呼ばれる、
痛みと結膜に出血を伴うはやり目もありますが、
これはエンテロウイルスによるものです。
一方、プール熱は「咽頭結膜熱」と呼ばれています。
プール熱もアデノウイルスが原因ではありますが、その中でも5〜6種類のうち、
毎年その中のどれかが流行します。
夏にプール熱として流行るものも含め、目の充血とともに発熱したり、
喉が痛くなったらプール熱です。
熱は38度〜40度近くの高熱になり、せきや鼻水、
下痢などの風邪に似た症状が出ます。
はやり目よりは症状は軽いでしょう。
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はやり目もプール熱もウイルスの潜伏期間は5日〜1週間くらいです。
はやり目は非常に感染力が強いので、
家族に感染したり、会社や学校では感染が拡大します。
はやり目と診断されたらお医者さんから完治したと言われるまでは、
登校してはいけません。
ウイルスを殺す薬などはないので、自然治癒を待つしかありません。
一般的には免疫ができてから治るまでに10〜15日くらいかかります。
ウイルスの種類によっては角膜炎になって角膜に影響を残すこともあるので
眼科医の診療を受けて十分に治るまで油断はできません。
かかってしまったら感染を防ぐためにも、
石鹸で手をよく洗い、手が乾いてから物を触るようにしましょう。
家族とタオルや洗面用品は別にして、お風呂も一番最後に入るなど、
家庭内での感染を防ぎましょう。
何より感染予防が一番大切です。
感染を防ぐには
- 帰宅時には流れる水道のみずと石けんで手をよく洗う。
- アルコール消毒する。
- プールに入ったら水道水で目をよく洗う(ゴーグルが望ましい)
このようなことに気をつけるようにしましょう。