眼圧が高くなると緑内障?検査の結果で心配になっている方
ツイート最近、コンタクトの処方で行った病院で
「眼圧が高い」と指摘される人が増えています。
眼圧は通常の健康診断などでは測らないことも多いので、
コンタクトやメガネなど視力矯正を行う時に指摘されて初めて、
眼圧の存在に気づく人も多いです。
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「眼圧が高い」と言われても、生活の注意点や目の使い方について指導がなければ
このままで良いのか、何か治療すべきなのか気になりますよね。
医師から治療すべきと言われていなければ、今すぐ何かをする必要はないですが、
どういう危険があるのかを知っておくことは大切です。
眼圧とは目の中の圧力のことで、目の中で一定の水(房水)が作られ流れていくことで
圧力は一定に保たれていますが、房水が減ると圧力が上がってしまいます。
こうして眼圧が高すぎる状態が続くと、視神経が痛みやすくなってしまいます。
眼圧が高いことで一番問題になるのが緑内障です。
緑内障は眼圧が高くなるとなりやすいと言われています。
眼圧が高くなって視神経が損傷することで、視野が欠けてしまう病気です。
ただ、緑内障の原因は眼圧だけではないのですが、
眼圧を上げないような生活をに気をつけたほうがよいでしょう。
厄介なのは自覚症状が薄いこと。
眼圧は40以上など、かなり高くならないと自覚症状が出ません。
40以上を超えると、目の痛みや頭痛、吐き気を感じはじめます。
ですが、それ以下の20〜40くらいまでは痛くもなんともないので、
いざ何かの病気になるまで症状がない場合が多いのが怖いところです。
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また、一般的には眼圧計で21mmを超えると高眼圧と言われますが、
○○mmを超えたから緑内障になりやすい、といった基準はあまりありません。
眼圧は「その人の適正眼圧に対して高いか低いか」
によって病気につながります。
20mmでもその人にとっての適正眼圧が18mmだったとしたら、
一般的には高くなくても、その人にとっては高いということになるのです。
そういう意味では「まだ対して眼圧は高くないから…」と思っていても、
自分の目にとってはかなり視神経を圧迫している。。。ということもあり得るわけです。
眼圧が高いと診断されたら、タバコやステロイド剤に注意しましょう。
房水が増えてはいけないからと思って水分を控えようとする人がいますが、
普通の量なら特に問題はありません。
また、少量の酒や運動は眼圧を下げますが、
タバコは血行を悪くするのでよくありません。
特に気をつけるべきなのは、ステロイド薬です。
ステロイドは線維柱帯という目の器官の目詰まりを起こすことがあるからです。
ステロイド薬を使っている人のすべてではないですが、
ステロイド薬を使うと眼圧が上がる遺伝子を持っている人がいます。
こうした人がぜんそくやアトピー性皮膚炎になって、長期間ステロイド薬の内服液や
塗り薬を使い続けると、緑内障になることがあるのです。
眼科以外でステロイド薬を使っている人は、ぜひ医師に相談してしてくださいね。