レーシックの値段の違いはなぜ起きる?|見えない部分でコスト減
ツイートレーシックができるクリニックや病院をインターネットで探すと、
両目で45万円くらいのところから10万円以下で手術できるところまで、
値段に大きな違いがあることに気づくと思います。
できるだけ費用は抑えたいので安いクリニックを探してしまいますが、
同時にどうしてこんなに差があるのだろう?っと思いませんか?
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格安レーシック手術はなぜこんなに格安な料金なのか、
その理由について考えてみたことがあるでしょうか?
レーシックの手術費用は認可された当初は両目で40万以上というのが一般的でした。
その後、眼科だけでなく美容系クリニックもレーシック手術に参入してきたことで
価格が崩れ始めました。
しかもリーマンショック後の不景気や某眼科の感染事件によるイメージ悪化で
手術数が減少したことも拍車をかけて、すっかり価格破壊が起こっています。
では、本来必要であったはずの削られた費用はどうなっているのでしょうか。
安いところはすべてそうだというわけではないですが、悪質なクリニックは費用を削る時、
患者さんから見えないところの安全を削っている場合も多いのです。
とはいえ、クリニックの家賃や手術に使う機械などの設備代は削れません。
医師やスタッフなどの人件費も削れないところです。
そこで悪質なケースでは感染症を起こした某眼科のように、
見えないところで衛生管理の費用を削ったりする場合があるのです。
衛生面など悪質でなくても、効率を重視すると診察などのレベルは下がります。
一人の患者さんにかける時間を短くして効率よく手術するのが、
最も手っとり早い方法になります。
丁寧な検査や説明をしていると時間がかかってしまうので、最小限に省きます。
手術前の説明は安心してもらうためのセールストーク的なところもありますので、
それなりにしてくれますが、検査データをじっくり見て患者さんとしっかり向き合うようなことが
できない場合が多いです。
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また、経費を安くするために若い医師をバイトで雇っているところもあります。
術後に執刀医に相談したくても毎回担当が変わってしまって、
継続したサポートが弱い場合もあります。
かなり大手で人気のあるところであれば、設備の充実度や医師の多さ、
患者数のバランスが取れた上でコストダウンできているところもあります。
ただ、安いレーシック手術を医師のいうままに受けるのは、
安全を犠牲にすることになるので、しっかり調べて考えてから受けるべきでしょう。
1つのクリニックだけでなく、複数の病院やクリニックで検査をしてもらって、
医師からの説明、クリニックの雰囲気、通院している患者さんの様子などを比較して
納得のできるところで手術してもらいましょう。
レーシックしたいと思っている時は、悪い条件や問題があっても、
自分の中で良い方に解釈しがちです。
複数で診てもらっても、いまいち不安だと思うならレーシックしないという選択もあることを
意識しておいてください。
目はこれから一生何十年も使っているものですから、
時間がかかっても納得できる方法で視力矯正しましょうね。