スマホ老眼を予防するには?温めたり遠くを見るだけで目は休まる
ツイートスマートフォンの画面を見続けることで手元が見えにくくなる、
いわゆる「スマホ老眼」ですが、適切なケアをすれば予防することができます。
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スマホを見る時は、パソコンを見たり読書をする時と比べて、
目からディスプレイまでの距離が近いので、余計に目の筋肉が疲労します。
目は手元の近い場所を見る時には、水晶体のレンズの厚みを
筋肉を使って厚くして焦点を合わせています。
こうして筋肉を緊張させて収縮している状態が続くと、筋肉が固まって、
顔を上げてスマホから目を離すと、遠くに焦点を合わせづらくなってしまうのです。
スマホ老眼を予防するカギは、目の疲労を解消して
ピント調節機能を回復させることが大切です。
一番即効性が高いのは、「目を温めること」
体ならお風呂に入って筋肉の疲れを取りますが、
目も同じように温めてあげることで、毛様体筋の疲れが取れます。
やり方は、簡単。
ハンドタオルかフェイスタオルをぬらして、
電子レンジで40度程度に温めて目に当てます。
タオルの温度が体温と同じくらいまで冷えてきたら、
次のタオルと交換して、5〜10分程度温め続けましょう。
お風呂に入った時に、湯船に浸かりながら
お湯に浸したタオルを目に当てるのもおすすめです。
最近はアイマスクのような形で目を温めるグッズが
ドラッグストアなどで売られていますので、そういうグッズを使うと手軽です。
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また、実は遠くを見るだけでも、目の疲労をとることが出来ます。
近くを見ているだけで、毛様体筋は緊張して仕事をしている状態なので、
逆に遠くを見ると、毛様体筋がピント調節に力を使わなくて済むので、
目が休まるのです。
目を休めると言うと、目を閉じるとよさそうなイメージですが、
毛様体筋にとってはまったく効果はありません。
目を閉じていても、目を開けた時に備えて緊張を続けているからです。
それよりも、スマホをしばらく見続けたと思ったら、
気づいたときに遠くを見る時間をとるようにしましょう。
窓がなくてそれほど遠くが見れなくても、3〜5メートル先でも効果があります。
何か、対象物を決めて見ようとしなくても、
ただぼんやり見るだけでも効果的ですよ。
そのほか、「まばたきをする」のも、目の疲労回復に良いです。
先ほど、「目をつむっているのは疲労回復に効果がない」と書きましたが、
ピント調節の筋肉についての話です。
まぶたを閉じると、目に入る光の量を減らせば、
虹彩筋の緊張を解くことができるので、まばたきで閉じることは効果的です。
また、スマホをじっとみることで、まぶたを開き続けるためにが頑張っている「外眼筋」も
まばたきして動かしてやることで、緊張から解放できるので目の疲労を和らげます。
それにスマホを使っているときは、おおむねモニターを凝視しています。
ひどくなると、1分間に5回くらいまで減ってしまうことも。
そうなると気になってくるのがドライアイです。
まばたきは、目の表面に涙の膜を作るので、目の乾燥防止にもなりますし、
よいことばかりです。
スマホを見続けていて目が疲れたなと感じる前に、
こまめにこういったことを続けていってくださいね。