パイロット 視力

パイロットになるための視力とは|学力より目が良い方が最重要

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パイロットになるには学力や英語力もさることながら、
身体検査が一番厳しいと言われています。

 

他の条件はクリアしても、持病や視力など身体的な規定をクリアできずに
パイロットを諦める人はかなりの数になるようです。


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航空大手のパイロットの視力基準は
●各眼の矯正視力が1.0以上であること(裸眼視力の条件はありません)
●各眼の屈折率が−4.5〜+3.5ジオプトリー内であること。  
  ※屈折矯正手術、オルソケラトロジーを受けていないこと。

 

とされています。

 

目の屈折率であるジオプトリーはメガネ、コンタクトレンズ度数の単位で、
レンズの持っている屈折力を焦点距離の逆数で表したものです。

 

視力とレンズ度数は計算式で表せるような比例関係ではないので、
病院で調べてもらえば自分のジオプトリー数がわかります。

 

屈折矯正手術はレーシック等の手術のことなので、レーシック等の視力矯正手術を
行っている場合はパイロットになれません。


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2013年に裸眼視力についての規定がなくなったので、
コンタクトレンズやメガネで矯正した視力でもOKという入社基準になっています。

 

ただ、実際はメガネやコンタクトの人はいなくて、視力も1.2以上ある人ばかりとのこと。

 

航空会社の場合は、定年までフライトしてもらうことを期待して採用するので、
身体検査に余裕でパスできるような人でなければ採用してもらいにくいのが現実です。

 

もしパイロットとして勤務しているうちに視力低下が起こったら、
多少ならば国交省の特別許可で続けることができる場合もあるようですが
基本的には毎年行われる身体検査にパスしないと飛行機を操縦できなくなってしまいます。

 

ただ、まず航空身体検査をクリアすることが非常に厳しいです。

 

学校や一般企業の健康診断とは違って、まるで人間ドックのように正確に調べられます。

 

視力に関しても、視力以外の屈折率、眼圧など複数の検査項目が測定されて、
その中でも視力が一番厳しいです。

 

航空身体検査で測定される視力は、一般の視力検査よりも少し落ちて(少し悪く)でます。

 

2.0や1.5の人が1.5と1.2など、1〜2段階落ちることがほとんどです。

 

そのため、そもそも基準ギリギリの視力しかない場合や目に問題がある場合は
身体検査にクリアできない可能性が高くなりますね。

 

なので、基準よりも1段階上、視力なら1.5や2.0を目指すほうが良いでしょう。

 

他にも心肺能力や英会話能力は厳しく見られます。
心肺機能が高そうなマラソンや水泳を長くやっている人でも、身体検査で落ちていたりします。

 

近年は視力基準が緩和されてきているので、以前ほどではないとはいえ、
大手航空会社のパイロットになれるのはほんの一握りです。

 

少しでも良い条件でクリアできるよう、普段から視力アップや目の健康に努めておきましょう。

 



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