網膜剥離 治療

網膜剥離の治療法 中高年は特に進行が速いので要注意

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網膜剥離と診断されて、今後どんなふうに治療するのか安に思っていませんか?

 

急に片目にカーテンがかかったように視野が狭くなって見えにくくなると、
このままどんどん悪くなって見えなくなるのでは…と心配なのではないでしょうか。


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網膜剥離は一旦急激に見えなくなった後、一時的に症状が回復することがあります。

 

それを「治った」と考えて放置すると、次は一段と悪くなって症状が出てきます。

 

あまりに長く放置すると、そのまま失明してしまうこともあるので
おかしいなと思ったら眼科を受診して、手術を受けるようにしましょう。

 

網膜剥離でもタイプや段階の違いで治療法は変わってきます。

 

症状があまり進んでいなくて、網膜に裂け目がある状態(網膜裂孔)なら、
レーザーで裂け目の周りを凝固して、これ以上はがれるのをせき止める治療を行います。

 

レーザー光線で穴の周りの網膜を焼き固めることで、
目の中の水分が網膜の裏側に回り込むことを防ぐので、
網膜剥離の進行が予防できます。

 

網膜裂孔でも飛蚊症のようにごく小さい視野欠損であれば、
手術も数分〜と短時間で済む可能性がありますし、手術費用も数万円で済む可能性があります。

 

一方、網膜が剥がれてしまっている場合は、手術するしか方法がありませんし、
手術自体も大がかりになります。

 

特に中高年の網膜剥離は加齢によって硝子体の中のゼリー状の液体が少しづつ減っていくことで、
硝子体と後方の網膜が離れてすき間ができることで起こることが多いです。

 

手術までの期間は、これ以上網膜が剥がれないように、応急処置として
なるべく下を向いて過ごすようにと言われることもあるようです。


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手術には眼球の外から治す強膜内陥術と、
内から治す気体注入術、硝子体手術などがあります。

 

年齢や剥離の状態によって手術方法は変わってきますが、
2種類以上の手術方法を組み合わせ行うこともあります。

 

強膜内陥術は硝子体の外側にまわってしまった水を、眼の外に排出した後
眼球を外からへこませて、網膜を引っ付ける方法です。

 

また、硝子体切除術や気体注入術は、網膜を引っ張る硝子体を切除して、
そのあと目の中にガスを入れて膨らませて内側から網膜を押さえつけます。

 

入れたガスは自然に吸収されるので安全です。

 

このような方法で治療していきますが、治療が遅れると治療自体が難しくなりますし、
網膜が治っても視力が戻らなかったり、物がゆがんで見えたりする後遺症が残ることがあります。

 

中高年の網膜剥離は後部硝子体剥離なので、
20代の若い人に比べて特に進行が速いです。

 

そのため、診断されたら早急に手術するのがベストです。
手術を行えば9割以上が1回で治りますので大きな心配は不要です。

 

再発することもありますが、もし再発すれば2~3か月以内です。
半年たって症状が出ないなら安定しているので、まずは大丈夫でしょう。

 



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