集中力がない子供 目と脳のピント調整トレーニングが効果的
![このエントリーをはてなブックマークに追加](http://b.st-hatena.com/images/entry-button/button-only@2x.png)
お子さんが勉強をしていても集中力ななくて困っていませんか?
勉強していてもすぐに眠くなって眠ってしまったり、
疲れやすく飽きっぽいならば、目の焦点を合わせる能力が衰えているのかもしれません。
Sponsored Link
目の焦点(ピント)が合わないということは、ものがボケて見えるということ。
ボケた像ばかりを脳に送り込んでいると、
後々はっきり見えるメガネやコンタクトをしても視力が出ない
「弱視」になる可能性もあります。
ピントをはっきり合わせて、見た対象物からその情報を
脳にインプットすることは、物を見る基本としてとても大切です。
単に「見る」ということだけでなく、物の本質を見抜く脳の
洞察力をアップすることに繋がるのです。
目の焦点調節は2種類あります。
一つは焦点調節力と、もう一つは焦点維持力です。
焦点調節力とは、ピントを合わせることで、焦点維持力とはピントを合わせ続けることです。
ピントを合わせるのはメガネやコンタクトでできますが、
見落としがちなのはピントを合わせ続ける力の焦点維持力です。
目が悪いと、ピントを合わせてもそのピントがすぐにズレてしまいます。
そしてまたピントを合わせて・・・。というように手間がかかります。
それと同時にエネルギーの消費も多いので、
勉強やスポーツをするときにとても不便なのですね。
Sponsored Link
例えばやる気がない子でも、はっきり見えるとスッキリ考えられるようになるので、
やる気がわいてくるようになります。
神経質な子供も、実は脳のピントが合いにくいために
イライラしてしまっているのかもしれません。
要領が悪い子も焦点維持力を鍛えることで、物事が正確に把握でき、
テキパキと処理できるようになります。
目と脳の焦点維持力を高めるトレーニングは次のようなものがあります。
【焦点調節トレーニング】
遠くのものと近くのものを交互に見ていきます。
- 壁にカレンダーなどを貼って、
3メートル離れた位置に座るか立ちます。
- 手元は新聞でも本や雑誌の活字でも構わないので、
目の前30cmのところにセットします。
- まず、一番上の段の数字を見て、手元の活字を見ます。
次に二段目のものを見て、手元の活字を見ます。
- このように繰り返して、一番下の段まで行ったら、
今度は下から上に移動させていきます。
上から下、下から上へとピントを徐々に合わせていくうちに脳の学習機能が向上し、
遠くと近くを往復するスピードが速くできるようになります。
大事なのは速さではなく、一つ一つ確実に両目のピントを合わせることです。
慣れたら徐々にスピードを上げていくと、よりトレーニングになりますよ。