円錐角膜 オサート 視力回復

円錐角膜はオサートで視力回復できる?クロスリンキングと併用を

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円錐角膜は角膜の表面が徐々に飛び出してきて薄くなり、
ゆがんで凸凹ができることで視力が低下する病気です。

 

裸眼視力だけでなく、矯正視力も落ちます。


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夜間に街灯や車のライトがまぶしく感じたり、
街灯の周りに光の輪が見えることもあるでしょう。

 

円錐角膜があるとレーシックもできないので、
ハードコンタクトなどで対応するしかないのが現状です。

 

円錐角膜は主に10代の後半から40代前半にかけて進行します。

 

なぜ起こるかははっきりわかっていないのですが、ホルモンの変化や遺伝、目をこすりすぎる、
コンタクトが合ってないなどが原因では?と言われています。

 

角膜形状解析を行わないと正確に円錐角膜かどうか判断できないので、
一般的な眼科では見逃されて、病気が進行してから発覚する場合が多いのが厄介です。

 

そんな円錐角膜の救世主として「オサート」があります。

 

オサートはオルソケラトロジーレンズの進化版のようなレンズですが、
このレンズには円錐角膜用があって、円錐角膜でも視力が回復します。

 

例えば、円錐角膜用オサートを試した32歳の男性の場合、
コンタクトで矯正しても0.4程度しかなかった視力が1.2にまで回復したケースもあります。

 

この男性は中学生くらいから視力低下が始まり、30歳ごろには
それまで使っていたソフトコンタクトの度数を上げても矯正視力が得られないところまで来ていました。

 

円錐角膜用のハードコンタクトを試してみたのですが、
痛くて痛くてレンズをつけて仕事をできるような状態ではありませんでした。

 

そのため、0.4ほどの視力しか得られませんが、
やむを得ずソフトコンタクトをつけていた状態だったのです。


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円錐角膜が進行したら、角膜の移植手術しか方法はありません。
レーシックも不適合で、打つ手がないところにオサートを知ったのです。

 

そこで円錐角膜用オサートを装用しましたが、1ヶ月で0.4から0.8まで視力が回復。
円錐状だった角膜がほぼ正常のカーブに戻っていたのです。

 

それに伴って0.4までしかなかった矯正視力が1.2にまで改善し、
普通の近視や乱視の人と変わらない状態になりました。

 

この方はクロスリンキングという治療法も併用して行ってはいますが、円錐角膜
を治すには非常に効果的な方法だと言えるでしょう。

 

クロスリンキングとは円錐角膜の進行を予防する治療です。

 

オサートは病気を良くしていって視力を上げていきますが、クロスリンキングは病気の進行を止めて、
すでに悪くなった視力をそれ以上悪くさせないようにする治療です。

 

この2つの治療を行うことで、オサートで良くした円錐角膜の状態を
良い状態のままで維持することが出来るようになりました。

 

円錐角膜のよい治療法の一つとして、オサートは救世主になるかもしれませんね。

 



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