レーシック難民は多いのか?|手術するクリニック選びを慎重に
ツイートレーシック難民という言葉を聞いたことがありますか?
「難民」と聞いて、レーシックを受けられなくて困っている人のこと?と思われるかもしれませんが、
主に術後にトラブルを抱えることになってしまった人のことを呼びます。
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レーシック難民とは俗に、レーシック手術を行った後に、見え方の不具合や目のトラブル、
体調不良が起こる後遺症が出た人たちのことを言います。
術後にトラブルを感じた患者たちが執刀した医院や医師に苦情を申し立てたりしていますが、
医師側はリスクは承知済みということで、患者さんからの訴えにとりあわないケースが多いようです。
他の医療機関を転々としても、どの病院でも治す手立てがないと断られてしまい、
治療可能な病院を探してさまよっている様子が難民のようなので、レーシック難民と言われているようです。
確かに、レーシック手術前には諸々の説明に対して
納得済みという同意書にサインをします。
これにサインがある限り、程度の大小に関わらず、
術後のトラブルは病院側の過失がなければ申し立てることができません。
そうしてどこに訴えればよいのか分からない苦しみを抱えているということで、
レーシック難民と言われています。
レーシック難民、といっても人によってケースは様々です。
そもそもレーシック手術後にはある程度の後遺症が出ると言われています。
こうした後遺症はどんな上手な医師であっても100%避けるようなことはできません。
おそらく、その旨は手術前に詳しく説明されているはずです。
ですが、術前の説明が正しく正確に伝わっていないために、
「こんなはずじゃなかった」というトラブルを訴える人もいます。
患者側も術前の説明はしっかり聞いて納得しておく必要がありますし、
術後の症状についてはある程度覚悟しておく必要があります。
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例えば、術後すぐは視力が安定しないことや、ドライアイになることなどは
どの患者さんにも多かれ少なかれ起こることです。
「レーシック術後は目が見えるようになる」というメリット部分とともに
デメリットについても十分把握しておく必要があるでしょう。
また、術後のトラブルが医師やスタッフ側の不備や技術不足によるものの場合もあります。
例えば、2009年に問題になった東京の某眼科の集団感染事件があります。
格安でレーシックができることが売りでしたが、
大量の手術をこなしていましたが、一方では衛生管理は普通では考えられないような
コストカットを行って手術を進めていたのが問題になりました。
器具の消耗品を取り替えずに使い回したり、器具の消毒を省いたり
ひどい場合は手袋もせずに素手で眼球に触れて手術を行っていたというのです。
このずさんな衛生管理のせいで、たくさんの患者さんが細菌に感染して
視力低下や後遺症に苦しむことになりました。
このケースはかなりひどい例で、この事件の後は大きな事件は起きていませんが
ずさんな手術やアフターケアでトラブルになる患者さんは今もたくさんいます。
一つは眼科の専門外であるクリニックが多く参入していることもあります。
専門の眼科知識や高度な技術が乏しいクリニックが
レーシックによるトラブルを引き起こしています。
また、レーシックを行うクリニックが増えたせいで競争が高まり、
コスト削減を追求するあまり医療の質が低下しているというのも原因の一つです。
安易に価格の安さで選ばず、確かな技術や実績がある医院、
患者に対するフォローの届いたクリニックを選ぶことが大切です。
レーシック難民にならないためにも、レーシックに対する知識や手術を受けるクリニックでの説明を
しっかり聞いて、疑問点は細かく質問してクリアにしてから手術をしてくださいね。