ドライアイで目薬さしても治らない|脂やムチン不足が原因かも
ツイート朝、目覚めた時に乾燥して目が開かない。
目薬を大量に使うのでもったいないし、何度も面倒…
そんなドライアイがなかなか治らなくて悩んでいませんか?
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毎日、目薬を差しているのになかなか症状が良くならないなら、
涙の不足だけじゃなく、脂やムチンの不足が原因かもしれませんよ。
ドライアイといえば、目の表面が乾燥し、
乾き目や疲れ目といった不快な症状が起こる病気です。
そのドライアイの原因は大きく分けて3つあります。
1つは涙そのものが不足すること。
さらに涙不足よりも多いのが、脂不足。
まぶたのふちにはマイボーム腺という器官があり、ここから分泌される脂が、
涙の蒸発を防ぐ役割をしてくれています。
そのため、この脂がなくなると涙が蒸発してドライアイになってしまいます。
また、ムチンについても同じで、ムチンも目の表面で
涙がムラになってしまうのうのを防ぐ成分ですが、
これらが不足するとドライアイになってしまいます。
ムチンは白目から分泌されるタンパク質の一種で、
角膜の粘膜表面を整える働きをしています。
ムチンはオクラや納豆、唾液にも含まれているネバネバした成分で、
涙の水分を保持して目の表面に均一に広げ、定着させる働きを持っています。
そのため涙不足を目薬で補ったとしても、脂やムチンが不足したままだと
ドライアイの症状が良くならないのですね。
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脂不足の場合には目を温めて、脂のつまりを解消するのが効果的です。
実はドライアイは涙自体が不足している人よりも、
脂が不足している人のほうがはるかに多いです。
この脂は上下のまつけの生え際の裏にある「マイボーム腺」から分泌されていますが、
このマイボーム腺が詰まると脂が保持できずにドライアイの症状が引き起こされます。
これをマイボーム腺機能不全と言います。
このマイボーム腺の詰まりを解消するには、
ぬれタオルを温めて目に当てるのが効果的です。
やり方は、ぬれタオルを電子レンジで温めてお風呂に入る時ぐらいの温度に調節します。
温めたタオルを1日1回、5分間目に当てます。
マイボーム腺の脂つまりを解消するだけでなく、血行もよくして疲れ目も解消できますよ。
また、ムチン不足でドライアイが治らないなら、目薬を見直すのも良いでしょう。
今までドライアイで処方される目薬には人工涙液や、ヒアルロン酸系の目薬が中心でしたが、
最近はムチンの分泌を促す成分を配合して涙のムラを整えるタイプの目薬も登場しています。
例えば「ジグアホソル」や「レバミピド」などです。
ジグアホソルは1日6回、1ヶ月以上使用するタイプで、
ムチンや水分の分泌を促して涙の異常を解消してくれます。
レバミピドもジクアホソルと使い方は同じで、
角膜や結膜などの傷を修復する成分が含まれています。
乾燥によって傷ついた角膜や結膜を修復してくれるので、
ドライアイの改善も期待できますね。
なかなか治らないドライアイの場合は、脂不足やムチン不足が原因かもしれませんので
眼科の先生に相談しながらよい治療法を探してみてくださいね