ピンホールメガネで視力は回復できるか?近視や遠視に効果あり
ツイートピンホールメガネで視力回復できるのかどうか気になりますよね?
黒い紙に小さな穴がついたようなメガネをかけるだけで、
視力が良くなるなんて、そんなに簡単に治るわけないだろう…と思いますよね。
実はこの方法が近視や遠視に効果あり、と言われるようになってきました。
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そもそもピンホールメガネとは、ピンホールカメラの原理を応用したものです。
ピンホールカメラとはレンズを使わないで針穴(ピンホール)を利用したカメラで、
日本語で「針穴写真機」などと呼ばれることもあります。
簡単なピンホールカメラだと、箱の中に奥に感光素材を貼って、
反対側にピンホールを開けたもので、ピンホールを通り抜けた光は、
感光素材の上に像を結んで、露光時間が十分あれば、現像したときにちゃんとした写真にもなります。
そのため、いわばピンホールカメラでいう写真機の箱が眼球で、
感光素材が網膜と言えるでしょう。
ピンホールカメラは穴だけでレンズがないのに明瞭な映像が映ります。
これは、ピンホールカメラには焦点距離を調節する必要がないからなのですね。
そして開けた針穴が小さければ小さいほど、焦点深度が深くなって、
ピントが合い易くなっていきます。
人間の体の仕組みで言うと、レンズである水晶体が厚すぎ(近視状態)でも、
薄すぎ(遠視状態)でも、ピンホールカメラの原理を応用したピンホールメガネの穴から見ると、
焦点深度が深くなって、網膜に結ぶ像がはっきり見えるようになるのです。
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人間の目は、モノがはっきり見えればもっと良く見ようとします。
すると、ピンホールメガネの穴が光の干渉作用で、
広がったり狭くなったりと、生き物みたいに大きくなったり小さくなったりして見えたりします。
この時は、知らず知らずのうちに水晶体の厚みを調節している毛様体筋を、
伸ばしたり縮めたりした運動を行っているのです。
ただ、メガネについた小さな穴から外を見るだけで、視界もクリアに見えるようになり、
毛様体筋の筋肉の収縮運動もできるというわけです。
一日中パソコンばかりを見ている人や、デスクワークの人は特に、
いつも狭い領域ばかりを見て生活しています。
すると毛様体筋を使う機会が減っていくので、レンズ調整機能が
どんどん衰えていくのです。
そうした近視の目には特に、このピンホールメガネが効果的です。
このピンホールメガネをかけることで、毛様体金のストレッチができますので、
近視や遠視はある程度まで度合いが軽くなるでしょう。
とはいっても、1日中かけておく必要はなく、
1日5分程度かけるだけでOKなのが手軽ですね。
厚紙などでも簡単にピンホールメガネは作れますので、
試してみてはいかがでしょうか。