涙目でドライアイのワケとは?|乾燥と刺激が大半の原因
ツイートドライアイというと涙の出る量が少なくなったり、目の表面で涙が蒸発しやすくなって
乾いてしまう症状を言うことが多いですよね。
実は乾燥してなくてもドライアイになるんです。
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ドライアイだからといって、悲しい時や痛いときに涙が出ないわけではないんですね。
涙を出したい時には涙が出るのでドライアイではないと思いがちですが、
目の表面がいつも濡れているという状態ではないのでドライアイになってしまいます。
この場合は目を濡らしている涙に問題があります。
普通はこの涙が外からのごみや細菌から目を守る働きをしてくれていますが、
涙に問題があると目に傷がついたりして不快な症状が出てくるんですね。
涙には2種類あって基礎分泌と刺激分泌とに分けられます。
基礎分泌は目の表面をいつも濡らしている涙のことで、
目の表面を濡らした後は目の内側の鼻涙管というところを通って鼻の方に排出され、
いつも入れ替わっています。
刺激分泌は悲しい時や玉ねぎを切ったりしたときに出る涙で、
外的な刺激や精神的な想いがきっかけとなって出る涙です。
刺激分泌の場合は一度にどっとでるので、
処理しきれなくなって目から溢れてしまいます。
ドライアイになっても刺激分泌には問題がないので、
何かがあると泣くことができます。
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でも基礎分泌が減ったり、涙の成分に変化があったり環境の問題で目が乾きやすくなると
ドライアイの症状が出るようになるんです。
涙が出て困っているのドライアイだと言われてもピンときませんよね^^;
涙目でドライアイになってしまうメカニズムは、
さきほどの基礎分泌と刺激分泌の涙を使って説明すると良く分かります。
基礎分泌が減って目の表面が乾いてくると、
目の中にゴミが残ったり傷つきやすくなってきます。
この状態が続くと、目にはいつも刺激が与えられていることになって
刺激分泌が出てきてしまいます。
普段は基礎分泌だけであるはずなのに、
慢性的な刺激のせいで刺激分泌の涙が出続けてしまうことになるんですね。
この涙がドライアイで涙目の正体です。
さらに、涙の成分である油の層を作るマイボーム腺が正しく機能していないと、
目はより乾きやすくなり、涙の量が増えてしまうこともあります。
いつも涙目になってしまうというようでしたら、ドライアイの疑いがあるので
早めに眼科で診てもらいましょう。
涙目になっている時は目を傷つけている時かもしれませんよ?