オサートで近視の視力回復するのか?|強度近視でも矯正できる
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「夜、つけて寝るだけで視力が回復する」というコンタクトの「オサート」ですが、
どんなコンタクトなのか気になりますよね。
オサートは金スマやエチカの鏡など、
テレビでも複数取り上げられて人気が出てきています。
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オサートは装着することで角膜の表面にクセをつけ、角膜の屈折率を変えることによって
眼の中の像が結ばれる位置を調整して視力を回復するコンタクトです。
一般的なコンタクトのように、レンズを通して見るためのコンタクトではなくて
レンズで角膜にクセをつけるのが目的なので日中は使えません。
日中の目を使っている間ではなく、夜寝ている間の目を閉じているときに
コンタクトをつけることで角膜の形を矯正しているのですね。
オサートはレーシックなどの角膜にメスを入れる方法とは違うので、
使い始めたらすぐに目が見えるようになる、というわけではありません。
角膜にクセをつけて屈折率が変わらないと見えないので、
角膜にクセがつくまでに少し時間がかかります。
また、近視だけでなく老眼が進行していたり、左右の視力が違っていたり、
複合していろんな症状を持っている場合は、定期的に装着状況と経過を観察して
レンズの形を変更していくようにします。
コンタクトの装着に慣れれば、1〜2週間ほどで視力自体は良くなる人が多いですが、
視力を安定させたり微調整するために数カ月かけて調整していきます。
近視だけど老眼が進行していたとしたら老眼に対応したレンズを。
左右の視力差に違和感が出てきた場合は片方を調整するなどして随時、
自分の目に合った形に変えていけるのがメリットです。
もう一つ、オサートには嬉しいメリットがあります。
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オサートと同様に夜付けて寝るコンタクトとして「オルソケラトロジー」があります。
オルソケラトロジーもオサートと同じ原理で角膜の屈折率を変えるレンズなのですが、
オサートの方はより強度近視な人にも対応できるのがポイントです。
オルソケラトロジーは-4.00D(ジオプター:ジオプターは近視の状態を表す数字です)までの人しか
効果がないと言われています。
-4.00Dは裸眼視力で言えば0.1くらいの近視です。
オサートが開発されたアメリカではこの程度の近視が一番多いのですが、
日本ではもっと強度な近視の人が多いので、適用出来る人が少ないのが現状です。
例えば0.05の人が0.1になってもあまり変化がないのでコストパフォーマンスが悪いですよね^^;
オサートは-4.00D以上の強度な近視の人にも効果がでるレンズなので、
0.1以下の近視が強い人にとっては視力回復治療の選択肢が広がっています。
オサートは通常のコンタクトとは違う形状をしているので、慣れるまでちょっとかかるかもしれませんが、
レーシックが怖い人や裸眼で過ごしたい人は検討してみても良いんじゃないかなと思いました。
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