白内障の原因は何?加齢による老化以外で注意すべきこと
ツイート白内障の原因は加齢による老化だけだと思っていませんか?
年を取ったら多かれ少なかれ白内障の症状を感じてきますが、
生まれつき水晶体が濁っている先天性白内障や、
アトピーや糖尿病などの他の病気が原因の併発白内障などいろいろな原因があります。
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先天性白内障の場合は赤ちゃんの段階でわかりますので、
出来るだけ早く手術を行う必要があります。
早ければ生後2週間〜3週間、遅くても1ヶ月〜2か月以内に行うべきでしょう。
一方、白内障の人の9割は加齢による白内障です。
老化のスピードが人によって異なるように、40代で発症する人もいれば、
70代まで症状が見られない人もいます。
ですが、80代も超えるとすべての人に白内障が発症すると言ってもいいでしょう。
では、加齢による老化で白内障が起こるのはなぜでしょう?
水晶体は目の中でレンズの役割をしているので、いつも透明です。
ところが加齢で白内障になると、水晶体が白く濁りはじめ、
光を通しにくくなってしまいます。
このため、もやがかかったように見えたり、光が散乱してまぶしき感じられたりするのです。
水晶体が濁る原因の一つが、水晶体の水分が失われてたんぱく質が変質することです。
水晶体の成分は約65%が水分、約35%がたんぱく質で、
若いころにはプルプルした弾力がありますが、
老化とともに水分が減って弾力が失われ、硬くなってしまうのです。
白内障の進行には老化と同じように、早い遅いがあり、
症状にも大きな差があります。
女性は男性よりも発症が早い傾向がありますが、
これは女性ホルモンの影響ではないかと言われています。
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そして白内障になる大きな要因の1つは紫外線です。
地上に届く紫外線にはA波とB波がありますが、
白内障の原因となるのはB波です。
B波は肌に日焼けを起こすようなダメージだけでなく、
目の水晶体のたんぱく質を痛めて白内障を引き起こすのです。
B波はUVカットのサングラスやメガネをかければ防ぐことができます。
曇り空やガラスも通してしまうA波とは違って防御もしやすいので
こまめに日焼け対策するのが良いでしょう。
サングラスは黒っぽくてもUVカットとは限らないので、注意して選びましょう。
紫外線が白内障の進行を早める一因であることはわかっていますが、
どんなに紫外線を防いでも、白内障を完全に防ぐことはできません。
喫煙や不規則な食事、アルコールの飲みすぎなども老化を早めるので
白内障のリスクがかなり高くなりがちです。
生活習慣以外には、強度近視と糖尿病は白内障の危険が高くなります。
強度近視で長年コンタクトを使用している場合には、
角膜内細胞という細胞が減少していて、手術に支障をきたすこともあるので
注意が必要です。
特に、レーシック手術だけを専門にしているクリニックでは、
白内障の所症状を見過ごして、レーシック手術の後に
白内障の手術までする羽目になることも。
もしレーシックをする可能性があるなら、眼内レンズの度数を計算するときに
角膜情報が必要になりますので、データをもらっておきましょう。