視野が欠けるのは緑内障?学生や若い人は閃輝暗点の可能性アリ
ツイート視界の一部が突然見えなくなったりすると、心配になりますよね。
視野が欠ける病気と言えば、緑内障の可能性が高くなりますが、
症状によっては違った病気かもしれません。
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緑内障は多くは中高年など、年齢が高くなると起こりやすい病気です。
眼圧が上がったりすることで視神経が圧迫されて
視細胞から脳に情報が伝わりにくくなり、その結果、見えない部分が生じてしまいます。
見えなくなるのは視野の外側から欠けていくことが多く、
慢性した緑内障だと鼻側から徐々に欠けていくのですが気がつきにくいです。
ですが、一般的な緑内障のように、いつも視野が欠けているわけではなかったり、
突然見えにくくなってまた治ったりする場合は
緑内障以外の病気の可能性が高いです。
特に、学生さんや若い人で、時々視野が欠けるといった場合は、
閃輝暗点(せんきあんてん)という症状を疑ってみてもいいでしょう。
閃輝暗点(せんきあんてん)は、視野の中心周りに、三日月を描くように
チカチカしたりキラキラして見えにくくなる症状です。
この症状が原因で、視野が欠けて見えたり、
見えにくい部分が出来ているのかもしれません。
見え方は人それぞれで、物が歪んで見えることもあれば、
目の前が真っ暗になることもあります。
原因は目ではなくて、脳や頭にあるので、閃輝暗点(せんきあんてん)の後に
片頭痛になって吐き気を感じることが多いです。
目の見え方が変なので、目の病気かなと思いがちですが、
閃輝暗点(せんきあんてん)は脳の血管に問題があるので、
脳血管や脳神経の病院を受診するのをおすすめします。
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注意が必要なのは、急性緑内障についてです。
頭痛や吐き気などの症状は、急性緑内障でも起こります。
急性緑内障になると、激しく目が痛みます。
発作的な感じでかなり強い痛みを感じるでしょう。
その後に頭痛や吐き気、光の周りに虹がかかったように見えたり
急に視力が落ちたりします。
こういう症状のときには急性緑内障を疑ってみてください。
急性の場合は失明の危険が高いので、発症後48時間以内に処置しなければなりません。
夜だから、週末だからといって受診を先延ばしにしていると、
失明して取り返しのつかないことになります!
急性緑内障の可能性がありそうなら、すぐに眼科を受診してくださいね。