色弱用のメガネが欲しい 色覚補正レンズが各社から登場
ツイート色弱者で無い人の世界はどのように見えているのか気になりませんか?
普段の生活ではさほど違和感がなくても、
他の人といるときの会話で違和感を感じるときがあるかと思います。
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あるいは、家族や彼など親しい人から、紅葉の鮮やかな色を見せたい、
白ではなくピンクの桜を見せたいなどと言われたことがあるかもしれません。
現在では、正常色覚を知るには色覚補正メガネなどを使えば、
それに近い色みを見ることはできます。
ただ、すべてのタイプに正しく、
正常色覚と同じように見えるという保障はありません。
ですが、色弱の人向けに開発された、
色覚補正メガネ(レンズ)もいくつか存在します。
色弱の人向けのメガネで有名なのは「ネオ ダルトン」という会社で、
色覚補正レンズを取り扱っています。
かけたイメージは雪山でのスキーや釣りで使うような
偏光サングラスのような見た目。
少し反射するようなレンズで独特のデザインです。
フレームは通常の眼鏡と同じようなデザインですが、レンズは個性的なので
仕事時にかけていると非常に目立ってしまいます。
研究や事務などで接客がないお仕事なら良いかもしれませんが、
接客業では使いづらい見た目ではあります。
ダルトンレンズの原理は、特定の色が目に入ってくるレベルを下げることで
見ている人の目に入ってくる色レベルを統一させることで正常色覚に近づけることができます。
正常色覚に「近づく」ことはできますが、鮮やかな花の色をそのまま認識できるわけではないので、
完全な補正レンズとも言えないかもしれません。
もちろん、ダルトンレンズなら色覚検査表はパスできます。
価格も10万近くするので、なかなか買うのには勢いがいる商品でもあります。
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そのほかにも「EnChroma cx」や「カラービュー」などがあります。
EnChromaはアメリカの会社でホームページなども英語なので、
海外でのネットショップでの買い物ができる人なら買うことができそうです。
ただ、輸送や保障などの面で手間がかかったり、
十分なサポートが受けられないかもしれませんので
購入する際は十分注意してくださいね。
カラービューは日本でも購入できますし、1週間以上の試用期間があるので
どのような見え方をするか気になる場合は、お試し装用をしてみるのがおすすめです。
外国の眼鏡だと、どう買えばいいかわからないこともありますが、
ネオダルトンやカラービューは日本でも大都市のみですが店舗がありますので
できれば一度試着してみてから購入すると良いでしょう。
レンズの素材がガラスなのか、プラスティックなのかというところも
最近のメガネで変わってきた点だと言えます。
プラスティックで軽量になり、値段も安くなったとはいえ、
いずれも高い商品にはなります。
色覚を補正するからといって、
正常色覚と全く同じ見え方になるわけでもありません。
いわゆる色弱メガネは左右のレンズで片方を赤フィルター、
もう片方を緑フィルターとすることにより色彩の差を明度の差に変換し、
擬似的に色覚を補正したように感じさせるものであって、
本当の意味での補正ではありません。
かなり近づきますが、完全ではないといったほうがいいでしょう。
諸々のトラブルを避けるためにも、購入時は実物を見たり、
試してみてから購入するようにしましょう。