ものもらい 治療

ものもらいの治療は自宅で可能 痛みや赤みがあれば早めに受診

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ものもらい

 

ものもらいになって、病院に行くべきかどうか悩むことありせんか?

 

まぶたが腫れたり、赤みをおびたり、痛みがあったりと
症状はさまざまですが、ものもらいの種類によって、
病院にいかなくても治療が可能です。


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そもそも、ものもらいは通称で、正式な名称は原因の違いによって主に
◆麦粒腫(ばくりゅうしゅ)
◆霰粒種(さんりゅうしゅ)
に分けられます。

 

麦粒腫の場合は細菌による感染が原因なので、
黄色ブドウ球菌などを殺菌する抗生物質の目薬を差しておくのが良いです。

 

市販のものでも構いませんが、必ずものもらい用の目薬を選びましょう。

 

霰粒腫の場合は、マイボーム線の詰まりが原因ですので、
抗菌目薬ではあまり効果がありません。

 

皮脂のつまりを和らげるために、目元を温めたりするのが良いでしょう。

 

ものもらいは実は何もしなくても自然に治る症状でもあります。

 

お医者さんの教科書にも治療法の1つとして「放置」と載っているらしいです(驚)

 

霰粒腫であれば、膿が出てしまえば自然に治るので、
軽い症状であれば3日〜5日くらいで治ります。

 

ちなみに、ものもらいは地域によって
いろいろな呼ばれ方をしていますよね。

 

めばちこ、めいぼ、めぼ、めもらい、めっぱetc…
地域によって様々な呼び方があります。

 

「ものもらい」自体は「人から物をもらうと治る」という民間療法が
ものもらいの語源になっているらしいです。

 

そのくらい気軽な病気?だったということでしょうか。

 

見た目も目が腫れて痛そうなので放置でいいのか?と思いますが、
痛みを伴うようなら症状が悪化している可能性があるので
病院を受診するようにしましょう。

 

目安としては2〜3日程度で治らないようだったら、自然には治らないかもしれないので
眼科できちんと診てもらったほうがいいですね。

 

ものもらいになったら、刺激のある洗顔料や化粧品は避けて、
目をこすらないよう清潔を保ちましょう。

 

目はこすらないほうがいいので、雑菌が入らないようにアイメイクは
しないほうがいいです。


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ものもらいでも麦粒腫(ばくりゅうしゅ)は雑菌が感染して起こるもので、
内麦粒腫と外麦粒腫に分けられます。

 

マイボーム腺に雑菌が感染しておこるタイプが内麦粒腫で、
マイボーム腺以外の分泌腺に雑菌が感染するのが外麦粒腫です。
(マイボーム腺炎ともいう)

 

麦粒腫の場合は、細菌を消すために抗生物質を使わないと
治らないケースが多いです。

 

一方、霰粒種(さんりゅうしゅ)の場合は、マイボーム腺という
まつ毛の生え際ある涙が出る腺に、脂肪がたまって起こるものもらいです。

 

脂肪が溜まっているので、白いできものができたり腫れたりします。

 

腫れて痛いときは脂肪が自然に体内に吸収されることもありますが、
そうでない場合は悪化することもあるので危険です。

 

マイボーム腺を放置し過ぎて、
脂肪が吸収されなくなることもあるので注意しておきましょう。

 

眼の専用洗浄コットンなども売られていますので、
そういったコットンで目をこまめにふき取っておくと治りやすくなります。

 

マイボーム線用のコットンは洗浄液が浸してあるので、
皮脂をふき取りやすくなっています。

 

ものもらいの治療はいずれのタイプも場合でも、
抗菌タイプの点眼液や軟膏を併用します。

 

腫れがひどい場合や早く治したい場合は
抗生物質の飲み薬を使うこともあります。

 

こういった抗菌の目薬や軟膏で、化膿が進むのを防止することができます。

 

かゆい場合でも目はこすらないように。

 

どうしてもかゆいときは冷やした清潔なタオルを当てると落ち着きます。
通常は1週間から10日もあれば完治します。

 

3日以上経っても治る気配がないときは
マイボーム線が詰まる霰粒種(さんりゅうしゅ)の可能性がありますので気をつけましょう。

 

霰粒種(さんりゅうしゅ)だと痛みや腫れが引いても
しこりが残る場合があります。

 

直接的な腫れや痛みがなくなってもしこりがある時は、
治療が1ヶ月以上などの長期間にわたる場合もあります。

 

治療を続けても治らない場合は手術になる場合もあります。

 

手術するケースはまれですが、切開するので傷口が落ち着いて抜糸するまでに
2〜3週間かかることもあるようです。

 



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