フェイキックIOLで強度近視を治したい|レーシック不適合でも◎
ツイート強度近視でも最強度の-10.0D以上になってくると、レーシックは受けられないし
コンタクトも酸素透過性の悪いタイプしか選べなくなってくるし困ります。
ソフトコンタクトも20年、30年とつけ続けていると、角膜が薄くなって
コンタクトすら使えなくなってくる時がくるかもしれません。
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強度近視を治したいけどレーシックが不適合だった場合には、
医師からフェイキックIOLを勧められることが多いんじゃないでしょうか?
「フェイキックIOL」は眼の中に眼内レンズを入れる方法で、「有水晶体眼内レンズ」とも呼ばれます。
フェイキックとは「水晶体を残したまま」という意味で、その名のとおり水晶体も全く傷つけず、
そのままレンズを装着することが出来るのが特徴です。
「IOL」とは「イントラオキュラー(眼内の)レンズ」の略で、英語で眼内レンズを意味しています。
ちなみに、眼内レンズにはいろいろな種類があって、視力矯正の用途だけではありません。
水晶体をとって埋め込む眼内レンズと、
水晶体はそのまま残して装着できる眼内レンズの2種類があります。
前者は白内障などで水晶体が濁った時に、
水晶体を取り出して入れる眼内レンズとして使われています。
水晶体はそのまま残して装着できる眼内レンズが視力矯正に使われています。
さらにフェイキックIOLには「前房型レンズ」と「後房型レンズ」の2種類があります。
「前房型レンズ」は角膜に近い所にレンズを入れるため
長期的には角膜に影響が出てくることが分かってきたので、
現在は「後房型レンズ」のほうが主流です。
後房型フェイキックレンズは「ICL」と呼ばれるもので、
最近は乱視矯正用のとーリックICLも出ています。
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<ICLのメリット>
- 強度近視でレーシックができない人でも手術ができる
- 水晶体を残し、水晶体の上にレンズをのせるだけなので、何か問題が生じても取り出せばもと通りにすることができる。
- 収差と呼ばれるゆがみが減って、シャープに見える
- ドライアイになりにくい
- 目によくなじみ、ハローやグレアのような光のにじみやぎらつきはほとんど抑えられる。
- 紫外線吸収剤が含まれているので、紫外線A波、B波をブロックすることができます。
フェイキックIOLにはこうしたメリットがあるので、強度近視の方でも安心して行えます。
ただ価格が高いのがデメリット。
一般的には両目で70万円以上、高いところは100万円前後かかるところも。
メリットとデメリットを比べて、納得できる方法を選んでくださいね。
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