ドライアイの治療と予防|目薬以外にも対策を!
ドライアイの治療は主に生活習慣を改善したり、環境を整えることから始まります。
ドライアイの原因とは?にもあったように、ドライアイには大きく分けて
2種類のタイプがありますので、自分のタイプを知って対策をとっていきましょう。
1.涙液減少型ドライアイ
涙の量が少ないので、涙の成分に似た目薬(人口涙液)を使って、
不足している涙を補います。
目薬だけでは一時的で不十分な場合は、「涙点プラグ」を使って涙が出る涙点に
シリコン製のプラグを挿入することで涙がたまりやすくする方法です。
涙点プラグは目の中にたまる涙を増やすことはできますが、
涙の量が増えているわけではないんですね。
いわば排水口にふたをするような方法なので、老廃物である目やにはたまりやすくなるかもしれません。
これらのシリコンプラグは3割負担の方なら、片目で約3,000〜4,000円くらいの費用負担でできるでしょう。
一方、シリコンプラグを入れるのが心配な人や、レーシック後の短期間のドライアイだから
という方にはコラーゲンでできたプラグもあります。
シリコンプラグだと2〜3か月で溶けてしまうので、長期的な効果は望めませんが
シリコンに不安がある方などは試してみるといいかもしれません。
その代わりにシリコンプラグよりは費用がかかって、片目で約4,000円〜5,000円かかるようです。
2.涙液蒸発亢進型ドライアイ
基本的には人口涙液による目薬治療から始めます。
ただ、このタイプはドライアイだけでなく違う病気が原因になっていることも多いので、
目薬で改善しない場合は違う可能性を探っていきましょう。
コンタクトレンズを使っている場合は、コンタクトの素材や保存液も見直してみましょう。
アレルギー性結膜炎になっている場合もありますので、眼科にかかることも大切です。
ビタミンAが足りていないと目も乾燥しがちなので、ビタミンAを多く含む食品
(ニンジン・海藻・鳥など肝類)を多めにとるように心がけると良いでしょう。
長時間パソコンを見続ける作業をしているとまばたきが少なくなりがちです。
まばたきをゆっくり深くするとか、小まめに目薬をさしたり目を休めるなどしましょう。
冬などで部屋の湿度が低いときは、加湿器などで湿度を上げてやると目が楽になります。
また、いろいろな目薬をコロコロ変えて使うのではなく、
1つの目薬を一定期間使うようにしてみましょう。
人口涙液で薬局で購入できるのは「ソフトサンティア」が一般的です。
その他にもドライアイと似たような症状がでる病気として
「眼瞼けいれん」があります。
眼瞼けいれんは目の開け閉めがしにくくなったり、まばたきが増えたりする病気ですので、
ドライアイと同じ処方ではよくなりません。
ドライアイの対処法を行ってみて、改善しないようでしたら、
眼瞼けいれんなども疑ってみてください。
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