目の病気

目が何不自由なく見えていることって、病気になった時にありがたみに気が付きますよね。
私も近眼になってしまって初めて、メガネやコンタクトで目が見える世界が貴重だということに気が付きました。

目だけに限ったことではないですが、大事なのは普段からのケアと
悪くならないような生活をすること。

以前、歯医者で「歯は消耗品ですよ」と言われて衝撃だったことがありますが
目だってそれに近いものがあります。悪くなってから以前のように戻すのは至難の業。

ただでさえ、年齢とともに老眼や白内障のリスクは上がるのですから、
若いうちから健康な目を保つよう気をつけて行きましょう。

代表的な目の病気は次のようなものがあります。

結膜炎
結膜は上下のまぶたの裏側にある部分で、ここが炎症を起こすと
黒目の周りの白い結膜も、まぶたの裏の赤い結膜も赤く充血してしまいます。

細菌性結膜炎
ブドウ球菌などが原因でいろいろな最近が結膜に感染しておこる結膜炎のことです。

アレルギー性結膜炎
原因となるものがはっきりしていて、それに出合うとおこるアレルギー反応による結膜炎です。
花粉症のようなものやハウスダストが原因の結膜炎があります。
他の病気と併発するものとしてはアトピー性角膜炎などもあります。

ドライアイ
涙の分泌が減ったり涙の蒸発が早くなることで、目が疲れる、目が乾くなど
症状が現れるのがドライアイです。
パソコンやスマホなどを一定時間見続けることが多くて、
まばたきが少なくなりがち人はドライアイになりがちです。

白内障
瞳の後ろにある水晶体が白く濁ってくる病気で、加齢とともに生じてくる場合が多いです。
白内障になるパターンは多彩で生まれつきや外傷が原因のものもありますが
アトピー性皮膚炎が原因でおこる白内障もあります。

緑内障
視神経に障害が出て徐々に視野が狭くなっていく病気です。
病気の進行はゆっくりで自覚症状に気がついた時はかなり進んでいることも多いので
早期発見して早く治療することが肝心です。

飛蚊症
目の前に何か飛んでいるように見える病気です。
心配いらない場合も多いのですが、場合によっては網膜剥離を引き起こしたり
ぶどう膜症の症状と似ていたりするので注意しましょう。

網膜はく離
目の奥には網膜がありますが、この網膜がはがれてしまっている状態が網膜はく離です。
初期症状は飛蚊症にも似ています。

加齢黄斑変性
加齢によって視野の中心部が見えなくなる症状です。

糖尿病網膜症
糖尿病になると血管が詰まりやすくなったりして、血糖が高い状態が続いたりします。
そういうときは網膜に影響する場合があります。

網膜色素変性症
眼球の奥の網膜の異常で遺伝性があるうえに進行しますが、その原因はなぜなのかがまだはっきりしていません。

網膜上膜形成症
網膜の上にさらに膜が形成されてしまう病気で、視力が低下してしまいます。